将皇の棋力について

 

そんな細かい事は気にしなくていいんじゃない?

 

というのが作者の思いなんですが、意外と気にされるユーザが多いようです。Yahoo掲示板でも定期的に質問があります。昔メールで棋力について問い合わせを受けた時は、返信をしても戻ってきてしまい放置したら全く同じ文面で数か月問い合わせを受け続けるという軽い恐怖体験もしました。それはどうでも良いですが。

 

■前提その1

レベルが同じでもプラットホームによって強さは変化します。具体的にいうとスマホ版よりWeb版(Flash版)の方が強い傾向にあります。これは使っているメモリの量や計算速度の違い(スマホよりPCの方が速い)によるものです。Web版の方が定跡データを豊富に使っているため、人間にとっては強いと感じる要素になっているかもしれません。また、同じスマホでも性能差はあります。

 

■前提その2

1~2局指しただけで判断するのは正確ではありません。将皇にも力を発揮できる局面やそうでない局面があります。ありますというか、その差が激しいようです。また、同じ戦法ばかり使用していると棋譜も似たようなものになるためブレが発生する要因になります。

 

という事を踏まえたうえで、将皇の棋力について考えてみましょう。過去に将皇(Flash版)を将棋倶楽部24に参戦させてもらった事があり、そのときのレートは以下のようになりました。

 

LV0:214(14級)

LV1:451(11級)

LV2:記録なし

LV3:899(7級)

LV4:記録なし

LV5:1701(2段) ※R200差のみ対戦受付

LV6:1934(3段)※R200差のみ対戦受付

 

これが現状で提示できる棋力の目安です。将棋倶楽部24の基準は他のアプリや道場と比較して厳しめなので適宜読み替えて頂ければと思います。

 

※補足

将棋倶楽部24のレートは対戦相手をどう選ぶかで数値が大きく変動します。当初、将皇LV6を対戦相手の条件なしで戦わせていたところ3級くらいで推移していました。しかし、同レート帯の人には8割以上勝ち越しているという不可解な状態でした。詳しく調べると、極端にレートに差がある(低い)人から繰り返し対局を受けてそれらの相手に9割勝っても残りの1割でレートがゴッソリ奪われて上に行けないという結果になっていました。逆にレートが高い人から挑戦を受ける事はほとんどない…。これでは不公平と思い、レート差200以上の相手からの対局を拒否するように設定を変えたところ3段まで上昇しました。棋力を絶対的な基準で判断するのがそもそも難しいと考えた方が良さそうですね。

コメント

  1. 土井忠幸 より:

    過去の棋譜は、遡って見ることは出来るが、難しい棋譜は勝ちきれ棋譜で見るだけでなく、何時でも対戦できるようにしてほしい。

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